『ビッグコミックスピリッツ』1月21日発売号に『二月の勝者―絶対合格の教室―』第 40 講「八月の解答」が掲載されました。
作品は8月に突入です。
(´-`).。oO(4巻表紙黒木のポーズは密かに「すしざんまい」と呼んでる)
— 高瀬志帆@「二月の勝者」4巻2月発売 (@hoshi1221) 2019年2月9日
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目次
子どもを預ける先としての塾
石田王羅くんのご家庭はシングルマザーです。
幸い、母の持ってたビルでお店を開いていたし資格もあるので
そこまで経済的に困窮しているわけではありません。しかし、けっして裕福ではありません。
幼いので…娯楽とも、お友達ともうまい距離で付き合えない…
(中略)
おばあちゃんも歳だし他の預け先もなかなかないし、
(中略)
結局、進学塾が一番拘束時間が長いのでお任せすることに…
という経緯で桜花ゼミナールに通っていました(もっとも、桂先生のセリフからは、もしかするとノビール(個別指導)と桜花との「掛け持ち」となる可能性が読み取れます)。
ワーキングマザーが子どもを預ける先として塾を選ぶという話はたまに耳にします。
塾では同年代の比較的落ち着いた子たちが集まっています。さまざまな先生方が構ってくれます。王羅くんにとって桜花ゼミナールは「自分の居場所」だったようです。
進学塾としては致命的ではないのか
仕事のあいだ子どもを塾に預けていたら成績がメキメキ伸びて――という話も聞いたことはあります。しかし、やはり進学塾は学童保育ではありません。
シビアに成績を求め、さまざまな心の葛藤に悩みながら上を目指し続ける受験生が集まるのが進学塾です(勉強が楽しいという子も、もちろん多くいます)。その張り詰めた空間に意識が低い子がいることは、端的に言って迷惑です。
ではそういう子をどこが拾うのかといえば、町塾や補習塾、また、明光義塾や東京個別指導学院などの個別指導塾でしょう。
塾には塾ごとのカラーがあります。そのカラーに合わせて通塾先を提案した黒木には大いに共感できました。
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「餞別」は語彙として難しすぎる
首都圏模試ですら偏差値が低迷している武田くんが、
〔王羅から〕「かんべつに」って言って〔鉛筆をもらったんだよ〕、
それって「餞別」の間違いだよな、まじウケる!
と言っていますが、彼らの偏差値的に、あまりなさそうな会話です。
「向いてない子が受験する必要はありますか?」への答え
黒木は佐倉に言います。
「中学受験をしよう」と決めたご家庭にはいろんな事情がある。
その生徒がいかに幼く勉強に向いていないからといって…
「塾に通わない」理由にはならない。
私も「やる気も能力もない子は退塾させた方がいい」「この成績だと2科に絞った方が」などと、日々さまざまなことを思います。しかし、そういった自分には厳しい目を向け、常に「親御さんファースト」の姿勢を保ち続けたいと思います。
子どもとうまくいかない教師は職を辞すればいいけど、親は親を辞めれない。関係を切れない中で問われるもの、迫られるもののことを覚悟っていうんだよ。
— イルムくん (@ilm_owl) 2019年1月23日
最初から個別塾に回すつもりで
灰谷は黒木の今回の対応について、
最初から個別塾に回すつもりであえて解決させなかっただけなんじゃないですか?
と言い放ちます。まるで灰谷から黒木へのアンビバレントな気もちが読み取れるようです(きっと灰谷は黒木のことが好きなのでしょう。そして、だからこそフェニックスを去った黒木に辛辣な言葉を投げてしまうのでしょう)。
「最初から個別塾に回すつもり」だったとしても、それはそれでよいと思います。
王羅くん以外の真剣に受験勉強に取り組んでいる子たちにとっても、王羅くん自身にとっても、「個別塾に回す」という黒木の対応はベストのものだったでしょう。
お祭りのポスターの日付
背景のお祭りのポスターが、
7月 21 日(木)・22 日(金)
となっているようです。作中世界は 2016 年なのかもしれません。
それにしても、今回からサブタイトルが「八月の解答」となっていますが、ポスターは「7月」でよいのでしょうか。
高瀬志帆先生 Twitter
さっきRTもしましたが、こちら記事出ましたので。文春オンラインさんでのおおたとしまささんとの対談です。とても楽しい対談でした!ありがとうございました😊 https://t.co/8KfSuPiPLT
— 高瀬志帆@「二月の勝者」4巻2月発売 (@hoshi1221) 2019年1月26日
筒香嘉智が語った、少年野球における「母親の問題」と「お茶当番」 #筒香嘉智 #baystars https://t.co/5GGDoiQrm2
— 高瀬志帆@「二月の勝者」4巻2月発売 (@hoshi1221) 2019年1月28日
取材先に向かっています。
道中、電車には小学生の親子がたくさん。午前頑張った子も、午後受験に向かう子も、検討を祈ります。— 高瀬志帆@「二月の勝者」4巻2月発売 (@hoshi1221) 2019年2月1日
「名門、一流のブランドに踊らされる大人たち」というキャッチは別の漫画のものですか?私の漫画ではそんなテーマでは描いてないので、私の漫画の画像を使って言われると困る💦
— 高瀬志帆@「二月の勝者」4巻2月発売 (@hoshi1221) 2019年2月3日
同世代そうかも!なんかね、世の中「見栄でやらせてんでしょ」って言い方する人がまだいるんよ。純粋に、子どもにあう学校が選べるなら行かせたいし頑張った子どもが報われる姿見たいって思ってやってる人がほとんどなんだけどね😅
— 高瀬志帆@「二月の勝者」4巻2月発売 (@hoshi1221) 2019年2月6日
遊ぶ相手問題あるよねえ。それと、一部の頭いい子にとっては学校の授業がのろくてしんどいようだよ。
— 高瀬志帆@「二月の勝者」4巻2月発売 (@hoshi1221) 2019年2月6日
次週のスピリッツ、巻頭カラーです!!(やったー)連休のためイレギュラーで土曜日(9日)に発売です。王羅くん編の〆です。よろしくお願い致します!! pic.twitter.com/YOMcelZkUq
— 高瀬志帆@「二月の勝者」4巻2月発売 (@hoshi1221) 2019年2月7日