『二月の勝者―絶対合格の教室―』第30講「八月の崩壊」感想


『ビッグコミックスピリッツ』10月15日発売号に二月の勝者―絶対合格の教室―第30講「八月の崩壊」が掲載されました。


島津家への対応

島津家では、父親が中学受験に対して理解がありません。その上、母親に対しても息子に対しても暴力的に成果を求めてきます。勉強への介入もします。

母親はストレスから体調に不調をきたしており(第28講)、息子(島津順)は塾のお友だちに対して攻撃的な言動(ちょうど父親から言われているような)をとってしまいます。

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対保護者

黒木は橘先生に対して

「今後島津さんの保護者に関しては、ただ話を聞くだけに徹して気分よくお帰りいただいてください。」

と言います。

対本人

また、島津くん本人に対しては

「島津さん。今日からΩの自習用に隣の教室を用意しました。『特別な』待遇ですよ」

と言って、「隔離政策」を取ります。

父親や、苦しむ母親、そして準くん自身に対して、うまい対応だと思います(第29講)。

対塾生

黒木は他の生徒(上杉くん)に対して

上杉さん、
君には…
忠告を
させていただきます。
今後一切、
島津さんと
揉め事を
起こさぬよう…!

と言います。上杉くんは島津くんの攻撃的な言動に対してついカッとなって「手を出し」ました(第28講)。

島津くんが今後すぐに変わることは、家庭環境を考えると、まったく見込めません。島津くんと関われば関わるほど、上杉くんは損です。

黒木は島津くんを隔離して、他の塾生にも彼と関わらないようにさせているのでしょう。

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塾に来ない生徒への対応

塾に行くと言って家を出て、実際には通塾していない――というのは、よくあることです。夏期講習中、島津くんは朝の8時半に家を出て、6時半にエスケープが判明しました。

出席確認と保護者連絡

第10講でも花恋に関して「もう10日も塾に来てませんが、どうしたんでしょうか?」というセリフがありますが、桜花ゼミナールでは入退室記録を取っているにも関わらず、連絡のない欠席について保護者に連絡していません。

通塾中の事件・事故などを考えても、通塾すべき生徒が来ていなければ、すぐに保護者の方に連絡すべきでしょう。

そもそも、桜花ゼミナールほどの規模であれば、出席管理システムが保護者連絡メールと連動するようなシステムを使っていそうなものですが……。

「捜します」と言って対応しない黒木

黒木は順くんの「家出」に関して、母親に

行き先に心当たりがあります。
我々が捜しますので。
お母様はご自宅で順さんのご帰宅をお待ちください

と言います。ところが、実際には捜しません。

この大事な時期に
他の生徒をほっといて
一人を捜しに行くわけにはいきません

というのです。人的資源の活用方法としてはとても納得できます。しかし何よりも大切な「安全面への配慮」という観点からは、大きな疑問が残る対応です。

保護者の方には事実をお伝えすべきでしょう。


Twitter @hoshi1221


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参考

  • 学書,「Kazasu【カザス】|安心の採用実績!スクール用入退室管理システム」, http://www.anshin-kazasu.com/ ,2018年10月16日閲覧.
  • なるべくお金をかけない中学受験(サピ通塾は1年半!),「二月の勝者 3巻が発売されましたね(*´▽`*)」, http://shou2.hatenadiary.jp/entry/2018/10/14/170000 ,2018年10月16日閲覧.

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