『サンデー毎日』2016年9月11日増大号(8月30日発売)は、
偏差値帯別 大学合格実績
6年間でどれだけ伸びるか 中高一貫校の教育力を斬る
と題した記事を掲載しました。
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目次
偏差値帯別 合格者の最も多い一貫校と人数
誌面に載せられたのは、「偏差値と大学合格状況が一発で分かる表」です。
表の作り方
一貫校の入学時の偏差値として、中学受験の大手塾で公開模試を実施している日能研のデータを使った。
- 「60以上」
- 「59~55」
- 「54~50」
- 「49~45」
- 「44~40」
- 「39以下」
の六つのグループに分けた。各校とも、最も低い偏差値で分類した。
そのグループそれぞれについて
- 「東京大」
- 「京都大
- 「難関10国立大」
- 「難関理系」
- 「国公立大医学部医学科」
- 「早慶上智」
- 「早稲田大」
- 「慶應義塾大」
- 「MARCH」
- 「関関同立」
の10の大学・大学群への合格者の多い一貫校をピックアップした。
例:「MARCH」の偏差値「39以下」
「偏差値帯別 合格者の最も多い一貫校と人数」と題された表で、例えば「MARCHの、偏差値39以下」に掲載されているのは、横浜隼人です。横浜隼人は、平成28年度入試において、MARCHに191人もの合格者を出しました。
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表を読む際の注意点
ただ、この記事で注意したいのが、
- 高校からの入学生が卒業生に占める割合
- 卒業生数
です。
高校からの入学生が卒業生に占める割合
まず第一に、横浜隼人高校の偏差値は、誌面では「39以下」とされています。しかし、これはあくまでも中学入試における偏差値です。高校入試の偏差値は、普通科進学コースで「55」となっています(神奈川全県模試の平成29年度入試用合格可能性80%偏差値)。
そして第二に、声の教育社の『平成29年度用神奈川県高校受験案内』(398ページ)によれば、横浜隼人高校の高入生比率は「約90%」です。
これらのことから、横浜隼人の大学合格実績を「中高一貫校の教育力」とすることには、やや抵抗があります。
卒業生数
誌上の表では、「合格者の多い一貫校」が取りあげられています。このため、卒業生数が多い大規模校が有利になる傾向があります。
横浜隼人へのアクセス
横浜隼人中学校・高等学校
所在地: 〒246-0026 神奈川県横浜市瀬谷区阿久和南1丁目3−1
電話: 045-364-5101