４月28日（月）、実践女子学園は教育関係者対象の学校説明会を行い、「2015年度入試問題について」と題したスライドで、平成27年度入試における出題形式・採点基準などを発表しました（※）。
目次
国語
- 長文読解問題２題（説明的文章・文学的文章）と漢字・語句等の問題を出題。ぬき出し問題は字数、句読点等に要注意。
- 小学校で学習した漢字の音訓の読みや書き取りを出題。（漢字の「はね」「とめ」「はらい」「送り仮名」には要注意）
- ことわざ・慣用句・四字熟語・類義語・対義語などを出題。正しい短文を作る表現力も求められる。
算数
- 問題数は昨年とほぼ同様。（全部で16問）
- 基本的な計算力を見る問題、規則性を探す問題、柔軟な思考力・発想力を見る問題を出題。
- 計算問題、１行問題、文章題という構成。（文章題では読解力も重要）
- 途中点はつけない。（文章を読み取り、条件を整理し、線分図・面積図で考え、計算を正確に行う・・・最終到達点で正解かどうかを見る。）
- 分数で答えるときは、帯分数・仮分数どちらでもよいが、約分できるものは必ず約分すること。
社会
- 大問４題
- 第１問 地理…約30％
- 第２問 歴史（縄文から幕末）
- 第３問 歴史（幕末以降中心）…歴史分野から合わせて約50％
- 第４問 公民…約20％
- 教科書の範囲からの基本的な出題が多い。
- 教科書に漢字で記載されている人名・地名・事件名などはすべて漢字で書かないと不正解。フリガナは不要。
- 歴史的分野でも地図上の場所を問うなど、多分野を関連された視点での知識、理解力をみる出題もある。
- 教科書の図版に関する設問も多い。
- 時事問題も出題する。
理科
- 大問４問で物理、化学、生物、地学の各分野から出題。（各分野とも基本問題から発展問題まで出題）
- 自然現象に関する知識が正確に身についているかを見る問題を出題。
- 実験・観察を通してまとめたグラフ、表、図から情報を収集する力があるか、また、得た情報を解析して規則を見つける力があるかをみる問題を出題。
GSC（グローバルスタディーズクラス）を国語・算数・英語で受験する場合、英語の出題は以下の通りです。
英語
- 問題レベルは英検２級程度を上限とする。
- 筆記試験のみ。（リスニング、スピーキングはなし）
- 語彙・文法・語法の問題、読解問題、聖女問題、和文英訳などの形式で出題。
- ２月１日のGSC入試では、与えられたテーマについて自由に英作文する問題も出題。
なお、SJC（スタンダード実践クラス）の第１回入試と第２回入試の２回受験者に対しては「いいとこ取り判定」（各科目の高得点の合計で判定）を行う優遇措置があります。また、その他の複数回受験の場合でもボーダーラインで配慮がなされます。
科目による足切りはありません。得点が取れなかった科目があったとしても、総合点で十分な得点が取れていれば合格となります。
参考
※ 実践女子学園中学校高等学校，http://hs.jissen.ac.jp/index.php．
Note
※ 実践女子学園中学校高等学校「2015年度入試問題について」『学校説明会資料』2014年４月28日，10-11．
