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清宮幸太郎を育てた、父 克幸さんの教育方針とは

清宮幸太郎を育てた、父 克幸さんが、『プレジデント Family 2012年 1月号』にご自身の教育方針を語られています。

幸太郎さんが小学校6年生のときに書かれた、そのインタビュー記事を振り返ってみましょう。

『プレジデントFamily』の特集記事

『プレジデント Family 2012年 1月号』は、

その数は、日本人のトップ1% 年収1500万の教育方針

大競争時代を生き抜くために
各界有名人にも質問!
「子供を行かせたい学校はありますか?」

と題した特集を組みました。黒岩祐治知事、清宮克幸さん、小島慶子さん、南淵明宏さん、森永卓郎さんの5人の方々がインタビューに答えていらっしゃいます。

今回はそのなかから、息子さんが高校野球で大活躍をされている、清宮克幸さんの記事を見てみましょう。

勝ち負けの決まらないことをやらせるつもりはない

克幸さんの教育方針はとても熱血です。

長男〔幸太郎さん〕にはこれまでにラグビー、水泳、陸上、ピアノ、習字を習わせました。いまは、リトルリーグで野球をやっています。次男にも、長男とほぼ同じことをやらせています。……スポーツにしてもお稽古事にしても、必ず勝敗が決まるもの、結果を感じることができるものだけを選んでやらせてきました。……こうした経験を通して、子供は自分の役割を認識していきます。これは将来、世の中でメシを食べていくためにとても重要なことです。

「メシの食える大人に」というのは、花まる学習会の高濱正伸さんもよくおっしゃっている考え方で、共感を覚える方も多いかもしれません。

【参考】花まる学習会,「花まる学習会の理念」, http://www.hanamarugroup.jp/hanamaru/hana/index.html ,2016年7月14日閲覧.

克幸さんは、競争のない状態に子どもたちを置くことをよしとしません。

仲よしこよしでは、どんなにたくさんの経験を積んだところで何も得るものはありません。

と言い切ります。

大学の価値は人脈形成にある

克幸さんが、幸太郎さんに行かせたい大学は「東大、早稲田、慶応」だといいます。いったいなぜなのでしょうか。

私自身の経験で言えば、大学の授業から学べるものは少なかったと思います。大切なのは、仲間です。……大学時代に培った絆が、社会に出たとき自分にプラスに働くことは、生きていくうえで非常に有利です。……卒業した大学の名前が、社会に出てから「人脈」として機能するのは、やはり偏差値の高い大学でしょう。

社会に出てから活用できる人脈形成の観点から大学を選ぶところに、克幸さんの「メシの食える大人に」という考え方が表れます。

私立学校は、親のストレスが少ない

克幸さんは、幸太郎さんと弟さんを「二人とも私立大学系属の小学校に」通わせていました。

私立に通わせたことへの感想にも、克幸さんの考え方が垣間見えます。

子供を私立に入れてみて思ったのは、子供はともかく、親の側のストレスが少ないということです。以前、子供が近所の保育園に通っていたころ、通っている子供たちにではなく、親に対して呆れてしまう出来事がありました。「あんな親に育てられた子供と自分の子供が一緒に育つのは耐えられない」と思ったものです

幸太郎さんに向けていらっしゃる高い規範意識があればこその感想でしょう。