井上ひさし「握手」定期試験問題 横浜市立中学校 H25


平成25年度 横浜市立中学校3年生 前期中間試験では、井上ひさし「握手」から以下のような問題が出題されました。

井上ひさし「握手」定期試験問題 公立 H25

a傍線「思わず顔をしかめた」とあるが、これとほぼ同じ内容のことを別の言葉で何と言い換えているか。本文中より九文字で、そのまま抜き出して答えよ。

b傍線「ルロイ修道士は~上下させる」とあるが、この言葉と握手の様子から、ルロイ先生のどのような気持ちが感じ取れるか。次の中からもっともよいものを選び、記号で答えよ。

  • ア キリスト教の信者が増えたことに対する喜びと私の将来に対する期待の気持ちを、全身で表そうとした。
  • イ 園長としての威厳を示しながら天使園での生活の厳しさをわからせたい気持ちを、全身で表そうとした。
  • ウ わたしを家族のように温かく受け入れようとする愛情の深さと励ましの気持ちを、全身で表そうとした。
  • エ 子供を捨てた親に対する怒りと不幸な身の上の私に対する哀れみの気持ちを、全身で表そうとした。

c傍線「それは実に穏やかな握手だった」とあるが、この部分にはルロイ修道士のどのような様子が暗示されているか。次の中からもっともよいものを選び、記号で答えよ。

  • ア 昔の握手のしかたを反省し、気をつかっている。
  • イ 体力が衰えて、昔のような力強い握手ができないでいる。
  • ウ わたしが病人なのではないかと、心配している。
  • エ 立派な大人に成長したわたしに、十分敬意を払っている。

d傍線「彼のてのひらは~鳴らない」とあるが、なぜだと考えられるか。次の中からもっともよいものを選び、記号で答えよ。

  • ア 音がうるさいため、鳴らすまいと努力しているから。
  • イ 昔と違って、てのひらを保護するよい手袋があるから。
  • ウ 指先をたたきつぶされ、形が変わってしまったから。
  • エ 農作業をすることができず、てのひらが固くないから。

e傍線「たいていは~精を出していた」とあるが、なぜだと考えられるか。次の中からもっともよいものを選び、記号で答えよ。

  • ア 園長自ら働くことによって、責任者としてのあり方を子供たちに示してやりたかったから。
  • イ 食糧事情が極端に悪かったので、子供たちに少しでも栄養をつけさせてやりたかったから。
  • ウ カナダの農場に生まれた農民としての技術を、子供たちに実際に見せてやりたかったから。
  • エ 肉体を動かして働くことの尊さを、子供たちみんなに身をもって教えてやりたかったから。

f傍線「右のひとさし指~震えている」とあるが、この様子から読み取れるルロイ先生の気持ちは何か。次の中からもっともよいものを選び、記号で答えよ。

  • ア 真剣に話したい熱意。
  • イ 傲慢な私に対する憤り。
  • ウ 指をつぶされた怒り。
  • エ 世界平和への強い希望。

g傍線「『総理大臣~それだけのことですから。』」とあるが、この言葉から読み取れるルロイ先生の考え方はどういうことか。次の中からもっともよいものを選び、記号で答えよ。

  • ア 国家を代表して発言するような資格は、総理大臣以外のだれも持ってはいない。
  • イ 人は自分自身の立場や身分をよくわきまえて、慎み深い発言をするべきである。
  • ウ 民族の違いを尊重し、それぞれの代表の発言には敬意を払わなければならない。
  • エ 国家や立場を超えた、一人一人の存在としての人間の価値を尊重するべきである。

h傍線「はてなと~かしげた」とあるが、なぜか。その理由を表す部分を本文中より二文でそのまま抜き出し、初めの五文字で答えよ。

i傍線「『それよりも、~謝りたい。』」とあるが、この言葉にはルロイ先生のどのような気持ちが表れているか。次の中からもっともよいものを選び、記号で答えよ。

  • ア 自分のした行為を子供たちが今でも恨んでいるのではないかと気にし、別れる前に謝ってすっきりしたい気持ち。
  • イ 別れる前に過去の自分の行為を一人の人間として謙虚に反省し、かつての教え子に対して心から謝りたい気持ち。
  • ウ 優しさの中にも厳しさを忘れなかった自分の教育方法を満足感をもって振り返り、私とともになつかしむ気持ち。
  • エ かつて自分を悩ませ続けた教え子たちのいたずらや悪さを、今ではほほえましく感じて罪を許そうとする気持ち。

10

j傍線「両手のひとさし指~打ちつけている」とあるが、このしぐさにはルロイ先生のどのような気持ちが込められているのか。次の中からもっともよいものを選び、記号で答えよ。

  • ア 感激
  • イ 喜び
  • ウ 怒り
  • エ 焦り

11

k傍線「『困難は分割せよ。』」とあるが、この言葉の意味はどういうことか。次の中からもっともよいものを選び、記号で答えよ。

  • ア 大きな困難にぶつかってもあわてることなく、さまざまな問題点をよく見きわめて明らかにし、それらを少しずつ順番に片づけていきなさい。
  • イ 大きな困難にぶつかってもくじけることなく、問題点を友人と分け合って一人一人の負担を軽くし、最後までよく協力し合って解決しなさい。
  • ウ 大きな困難にぶつかってもあわてることなく、今できないことはなるべく後回しにし、気を長く持って地道にチャンスの到来を期待しなさい。
  • エ 大きな困難にぶつかってもくじけることなく、その多くの問題点の一つ一つを与えられた試練だと考え、最後まで自分の力でやりぬきなさい。

12

l傍線「冗談じゃないぞ、~ものではないか」とあるが、『わたし』は、ルロイ先生の言葉のどのような表現に『遺言』めいたものを感じ取ったと考えられるか。直前のルロイ先生の言葉の中から、『遺言』的な響きがもっとも強く感じ取れる表現を一文でそのまま抜き出し、初めの五文字で答えよ。

13

m傍線「実はルロイ修道士~ではないか」とあるが、『わたし』は先程の遺言めいた言葉のほかに、ルロイ先生のどのような様子からそう感じてしまったのか。本文中より二つ探し出し、それぞれある程度自分の言葉でまとめて答えよ。

14

n傍線「ルロイ修道士~頭をかいた」とあるが、なぜだと考えられるか。次の中からもっともよいものを選び、記号で答えよ。

  • ア 修道士としてこれまで信者たちに偉そうなことを言ってきたが、実は自分が死ぬのが本当に怖かったから。
  • イ 自分の死期が迫っていることと私に会いに来た本当の理由を、どうやら見抜かれたらしいと気づいたから。
  • ウ 私の突然の質問があまりに難しく、答えに詰まってしまって適当な言葉がなかなか見つからなかったから。
  • エ 子供じみた天国の話を、いい大人に向かって人ごみの中でもしなければならないのが恥ずかしかったから。

15

o傍線「『天国へ行く~ありませんよ。』」、p傍線「『あると信じる~きたのです。』」とあるが、この言葉からルロイ先生のどのような人物像が読み取れるか。次の中からもっともよいものを選び、記号で答えよ。

  • ア 何事もにぎやかなことが大好きで、悲しいこともつらいことも、すべてを良い方に考えてばかりいる楽天的な人
  • イ ただ神のみを信じ、この世の善行は全てあの世での自分自身の安楽につながるという信念に満ちた、信仰心厚き人。
  • ウ 人を人としてこよなく愛し、固い信仰から死をも肯定的にとらえようとするような、常に前向きの姿勢で生きた人。
  • エ 天国の存在を本当は信じておらず、死を恐れるあまり現実を直視することを拒んでしまうような、寂しがりの人。

16

q傍線「わたしは右の親指~激しく振った」とあるが、このしぐさに込められた「わたし」の気持ちとしてもっともよいものを、次の中から選んで記号で答えよ。

  • ア 励ましと感謝。
  • イ 哀れみと怒り。
  • ウ 親しみと心細さ。
  • エ 悲しみと悔しさ。

17

r傍線「両手のひとさし指~打ちつけていた」とあるが、このしぐさに込められた「わたし」の気持ちとしてもっともよいものを、次の中から選んで、記号で答えよ。

  • ア ルロイ先生の病気に最後まで気がつかなかった情けなさ。
  • イ ルロイ先生の凄絶な生きざまに対する賞賛とあこがれ。
  • ウ ルロイ先生の死に対する抗議とやり場のない切ない怒り。
  • エ ルロイ先生の思いがけなく早い死に対する驚きと失望。

参考

森崎和江「朝焼けの中で」定期試験問題 横浜市立中学校 H25


  


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