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馬場あき子「新しい短歌のために」定期試験問題 横浜市立中学校 H24

平成24年度 横浜市立中学校2年生 前期中間試験では、馬場あき子の評論「新しい短歌のために」から以下のような問題が出題されました。

馬場あき子「新しい短歌のために」定期試験問題 公立 H24

問1

短歌について

  1. 本文中の空欄A~Cに当てはまる数字を漢字で答えなさい。
    ※ 「短歌は、おおそ千三百年もの昔から人々に愛され続けてきた日本独特の詩の形です。それはA・B・A・B・Bというリズミカルな音数をもつC音を基本としています。」
  2. 短歌のように形が決まっている詩を何詩というか、解答らんに合うように漢字二字で答えなさい。

問2

傍線部①「季節の元気」をあらわす部分を1の短歌の中から六字で抜き出しなさい。

※1 くれなゐの二尺伸びたる…… 正岡子規

問3

1の短歌が季節の元気を表現しているのに対し、2の短歌は季節のどのような様子を表しているか、本文中より五字で抜き出しなさい。

※2 川ひとすぢ…… 与謝野晶子

問4

空らん②に当てはまることばを3の短歌中より六字で抜き出しなさい。

※ 「茂吉の歌は、……それをあたりまえとは思わないで、その本質に届く言葉として「②」と歌ったのです」

※3 蚊帳のなかに…… 斉藤茂吉

問5

4の短歌は何句切れの短歌か、答えなさい。

※4 深々と…… 北原白秋

問6

4の短歌中にある「人間笑う」で使われている表現技法は何か、答えなさい。(ひらがなでもよい。)

問7

この文章の作者が感じた、3、4の短歌の共通点は何か、本文中より二十五字以内で抜き出しなさい。

問8

5の短歌の「海を知らぬ」のように、文字数が決まりより多いことを何というか、書きなさい。

※5 海を知らぬ…… 寺山修司

問9

空らん③、④に当てはまる語を漢字一字で書きなさい。

※ こんな可憐な場面ですが、寺山修司はそれを③語の締まった音律で歌っています。

※ そしてこの歌の柔らかな語感や親しみ深さは、④語の力によるところが大きいでしょう。


参考